■ スーツのメンテナンス術

季節の変わり目や汚れたとき、クリーニングするだけでいいと思ってはいないだろうか?

Brushing   (ブラッシング)                    
一日着続けたスーツは、ブラッシングして表情を整えるのが鉄則!
スーツを脱いだら、いきなりクローゼットにしまうのではなく必ずブラッシングすることが大切、一日着続けたスーツはホコリやチリ、食べこぼしが生地の目に詰まっているからだ、ブラッシングは下から上へ、上から下へと汚れをかき出すように丁寧にかけよう、ブラッシングが終えたら、すぐクローゼットにしまわず風を通してから収納するのも基本だ、また、毎日同じスーツを着ないことも長持ちの秘訣。
                                            

Hunger      (ハンガー)                        
スーツの命は肩ライン。だからハンガーに着を遣うのは常識。
スーツはハンガーにかけて収納する、これは誰もが知っていることだけど、針金製など、ジャケットの肩のラインにフィットしないハンガーを使用していないだろうか?これではせっかくのラインも台無しになってしまう、だから、スーツの収納には、肩のラインに合った肉厚の木製ハンガーが必要となる、型崩れを防止するだけではなく木製ハンガーはスーツにこもった湿気を取ることにも適しているからだ、厳守したいルールだ。


Iron         (アイロン)
シワを見つけたらすぐにアイロンをかけてあげることが重要
毎日ブラッシングして、肩のラインに合ったハンガーに収納しても、スーツは一日中着続けるものだから多少のシワは避けて通れないもの、でも、シワのついたスーツを着ていれば、どんな高級なスーツであったとしても印象は悪くなる、だから、切る前にアイロンでシワを取ることが肝心となる。


After Cleaning   (アフタークリーニング)
クリーニングから返ってきたらまずはビニールカバーを取る。
クリーニング店はプロだからといって、戻ってきたときに付いているビニールカバーのまま収納してはいないだろうか?繊維は空気を通すことによりカビなどの発生を防ぐいわば生物のようなもの、だからビニールカバーで密封したままにすると、通気性が悪くなりカビを発生させてしまう原因になる、透明のビニールカバーは、見ためとても清潔そうだけど、実は繊維が一番嫌うコンディションなのだ、覚えておこう。